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The Miscellany

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

男が家に帰ってくる理由

ご飯

男が家に帰る理由?

亡父は、外食をしないタイプで、朝と夜は、必ず家で食べた。
昼は、特に弁当を要求してはいなかったから、会社で、何かを食べていたのだろう。
伝書鳩のように帰ってきて、夕食を食べるという、主婦に嫌われるタイプの夫であったが、母は、それが普通だと思って、普通に炊事をしていた。
当時の「結婚」というのは、わりと、「就職」みたいな感じだったらしいので、夫が会社に行って給料を持ってくる以上は、妻は、食事を出すのが仕事だ、みたいな。
特にごちそうを作っていたわけではなく、極貧育ちの父は、なんらかの料理を出せば、褒めることはなくても、特に文句は言わなかった。

今でも覚えているのが、カレーに生卵をかけて食べていたことである。
あれは、どうしてだったのか、よくわからないが。

米だけは贅沢の理由

なんだかんだ言っても、父の好みに合わせていたということは、あとになってから、わかったのだが、もちろん、贅沢な好みなどでは、なく、どっちかと言えば、逆方向だった。
刺身は、マグロかイカだった。
米だけは、なぜか、ずっと、ササニシキを買っていたが、それはなんというか、それも、会社に行って給料を持って帰ることへの「褒美」みたいな、メンツみたいな、そういう感じだったのではないかと思う。
「どういう米を食べさせるか」ということは、妻が、夫の働きをどう思っているのかということに、深く関係があるのである。

妻の料理は褒めない

当時は、マンションのあちこちに、友達がいて、友達のお母さんどうしも、親しく付き合っていた。
あるとき、あるお母さんの作った漬物を出したら、父が、珍しく、うまいと言った。
母は、他人の作ったものだけをうまいと言うと言って、嫌味を言っていた。

微妙すぎて、反応に困る発言

父が死んだあとだったが、母は、「男は、食事が美味ければ帰ってくるのだ」、と言ったことがある。
母がそういうことを言うと、非常に微妙というか、父にとって、美味かったのであれば、別に、問題はないけれど、母が、「夫が毎日帰ってくるようにと思って、美味い食事を出していた」と思っていたのであれば、それはかなり、微妙だな。いろんな意味で。

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