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The Miscellany

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

加齢と思い出~他人の不幸がキラッと光っていたあのころ~

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加齢と思い出

私が最初に通っていた小学校では、わりと、いい家の子供が多かった。
親が大企業の社員だとか、親が老舗を経営しているとか、親が有名カメラマンだとか、親が有名俳優だとか、親が地元では有名な工場を経営しているだとか、一家でドイツ帰りだとか、親が大学教授だとか、先祖が有名人だとか。
そんな中で、質素な家の子は、わりと目立っていたのである。

母子家庭のTくん

お母さんが看護婦さんで、母子家庭のTくんは、なぜか、1人だけ、結核検査で陽性がでてしまった。
どうしてなのかは、知らない。
どちらかというと、ぽちゃっとしたタイプで、食事が足りないという感じでは、なかったのに。
先生が、Tくんについて、結核の治療をするというふうに発表をしたのだが、たぶん、治っていたはずだと思う。
今では、いいお父さんになっていることだろう。

ヤンキー夫婦の家

ある女の子は、名前を忘れてしまったが、わりと貧乏な感じだった。
そこのお父さんとお母さんは、若くして結婚したという話だった。
あるとき、家に行くと、簡素なアパートで、お母さんが、焼きおにぎりを出してくれた。
焼きおにぎりというのは、当時の私には、新鮮だった。
家では、出たことがなかったし、ほかの家に遊びに行っても、出たことがなかったのだと思う。
その後、たぶん小2のときに、バレンタインのチョコレートを巡って、原因はなんだか忘れてしまったけれども、そこのお父さんから電話がかかってきて、30分くらい説教をされた記憶がある。
何を言われたのか、さっぱり覚えていないけれども、説教というよりは、なんだろう、ただ一方的に話をされただけで、叱られたということでは、なかったのだが。
が、今思えば、あのお父さんは、元ヤンだったはずである。
あの当時で、20代だったと思う。

生活保護のWちゃん

母子家庭で、お母さんが病弱で、生活保護を受けているという話だったWちゃんは、本人の見た目も、わりとみすぼらしく、なんとはないいじめの対象になっていた。
いじめとは言っても、昔のことだから、それほどひどいものではない。
ただ、当時のクラスでは、坊ちゃん嬢ちゃんが多かったために、貧しい子がより目立ってしまっていた、ということで。
色黒で、不細工だったWちゃん。
今ではきっと、いいお母さんになっているに違いない。

母子家庭のOちゃん

お母さんが、やはり看護婦さんだったため、不在のことが多かったOちゃん。
が、ある家庭科の授業のときに、お母さんと一緒に、一週間の食事のメニューをあらかじめ考えている人というときに、手を挙げたことを、覚えている。
すごい几帳面だったんだなあ。お母さんが。
お母さんが不在がちで、娘との約束も、守れないことがあるため、Oちゃんは、罪滅ぼしで、マンガ本をたくさん買ってもらっていた。
それを読ませてもらうために、よく家に訪ねたことを、覚えている。
が、今思えば、お母さんに会ったことは、一度もなかったな。
Oちゃんは、カギっ子だった。

親が離婚してヤンキーになったあの子

名前を忘れてしまったが、友達の友達で、親が離婚したばかりという女の子がいた。
なぜかは知らないがたまたま、両方の親と、会う機会があった。
お母さんは、その子と一緒に、粗末なアパートで暮らしていた。
あるとき、お父さんが、みんなをスケートに連れて行ってくれた。
お父さんは、大きなバンに乗っていた。
そして、みんなのぶんの入場料や、食事代を、全部出してくれた。
どうして離婚したんだろうなあ。知らないけど。
その子は、そのあと、中卒で美容院に勤めて、ヤンキーになり、暴走族の集会に出て、特攻服を着て、17歳ごろから、タバコを吸っていた。

カメラマンの親が離婚したあの子

モテモテという評判だったGくんは、親が離婚した。
その直後は、周囲は、わりと、腫物に触るような感じだったかもしれない。
お父さんは、けっこう有名なカメラマンだということだった。
Gくんは、友達の友達だったので、あるとき、Gくんの誕生日会についていった。
Gくんとは別居中だというお父さんは、新しいマンションのこじゃれた部屋で、息子の誕生会をしていた。
そこには、若い女の人がいて、子供たちの世話をしてくれたが、あの人は、助手だったのか、お手伝いさんだったのか、なんだったのかは、よくわからない。
私は、新しいマンションのその部屋が、妙におしゃれだったことしか、覚えていない。

泣き虫だった男女(おとこおんな)

いい家の坊ちゃんでも、顔立ちが可愛らしすぎて、女に見えるということや、怖がりで泣き虫だということで、からかわれていた子がいた。
名前は、思い出せない。
「おとこおんな」と言われて、ちょっといじめられていた。
確かに、男にしては、繊細すぎる整った顔立ちで、性格の方も、男っぽくはなかった。
そのあと、成長して、どうなったのかは、まったく知らないけれど。

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