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脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

忘れかけていたカレー事件~林真須美死刑囚の再審請求への執念~

カレーライス

忘れかけていたカレー事件

ああそういえば、もう20年経つんだなあ、と。
夏祭りのカレーを食べた住民たちが、集団で中毒を起こした、という…。
その後の展開は、ワイドショーで注目された末に逮捕、という、三浦和義と非常によく似た展開だった。
本人は今でも、無罪を主張しており、そして抗告抗告で、闘い続けているために、まだ死刑が執行されていないが…死刑囚。
最近では、長男がネットで発信をしているらしい。
長男は、さらに本も出版しており、冒頭部分はタダでも読める↓

林眞須美死刑囚長男新刊『もう逃げない。いままで黙っていた「家族」のこと』特設ページ(2019/07/08)

いまから21年前の1998年7月25日、 和歌山市園部地区で開かれた夏祭りで 提供されたカレーライスにヒ素が入れられ、 それを食べた67人が急性ヒ素中毒となり、 うち4人の方が死亡した「和歌山毒物混入カレー事件」。

…なかなか、迫力のある内容だ。
引き込まれそうになる。文才はあるようだなあ。

問題のヒ素鑑定

抗告側が問題視しているのは、ヒ素の鑑定結果の件が、主であるらしい。
林家にあったヒ素と、事件に使われたヒ素が、本当に同一のものだったかどうかについての鑑定が、急がされて、精度を欠いていた、のちに、別の研究者に鑑定をしてもらったら、別物だという結果が出た、と。
そうだったのか。
そんな事情があったとは、知らなかったけれど。
さらに、自分には動機がない、という件。
保険金目当てに知り合いの男性を殺害しようとしたとしても、それは金銭目的であるが、町内の人間をランダムに殺害しても、なんの利益もないではないか、と。
いや、保険金目当てに知り合いの男性を殺害しようとしたという段階で、すでに「フツーではない」と思うのだが。
何かはわからないが、何かフツーではないものが、あの女性には、感じられた。それは、マスコミの脚色のせいとばかりは、言えないと思う。
「フツーではない変な人」だからといって、無差別犯罪を犯すかどうかといったら、それは、そういうわけでもない。
が、町民のほうは、「動機に心当たりがあった」というわけで、それは仲間外れにされたり、意地悪をされたことへの意趣返しだろう、と、言われていたものである。
よくわからない。本当のところは。
ただ、ヒ素なんてものは、普通の家には、あるというはずはないし、さらに、それを使って人を殺すなり、傷つけるという「発想」を持っているという時点で(保険金目的で知り合い男性にヒ素を盛った)、かなり「特殊」だったと、言える。
当時のワイドショーでは、何やら、あの家は、カタギではない、それほど稼いでいるはずはないのに、金遣いだけが荒いとか、いろんな話が流れていた。
よくある見栄っ張りな家、しかしそれが、金のために知り合いを毒殺しようとしたとなれば、話はぜんぜん違ってくる。

どう見てもカタギではない

ともかく、当時の林家というのは、夫婦ともにカタギな感じでは、なかったらしい。

取材者しか知らない「林真須美」。毒物カレー事件で犯人扱いされる不満を私にぶつけた - FNN.jpプライムオンライン

FNN.jp編集部 林真須美死刑囚は逮捕前から関与を疑われていた 林死刑囚は逮捕直前の手紙で保険金詐欺の正当性を訴えていた 未だに事件の動機は明らかになっていない 1998年7月。夜のニュース番組のデ

保険金詐欺事件とカレー毒物事件の関係性とは?

保険金詐欺の疑いで林死刑囚とともに逮捕された夫に対し、世間は当初、「妻からヒ素を盛られた可愛そうな被害者」と見る向きもあった。

だが、その後起訴され、服役を終え出所した夫は、保険金詐欺について自らの犯行だと認めた上で、妻・真須美死刑囚の自分への殺人未遂に関しては否定。自らが耳かきの3分の1程度のヒ素を飲んでは詐欺容疑を繰り返したとして、次のような説明している。

「保険金詐欺を始めたのは、真須美の母親が死亡した時に受け取った保険金を競輪で3000~4000万円使い込んで夫婦喧嘩になったのがきっかけ。真須美にえらい怒られた。それならワシが自分の体を張って保険金を取り返してやると。で、ヒ素を使って入院したんです」

あくまでも自らがヒ素を飲んだ保険金詐欺事件であるとの主張。毒物カレー事件に関しても、妻の関与はないと信じている。

他にも、詐欺事件は複数の麻雀仲間による犯行で、保険金をだまし取る際に必要な診断書は医師に協力して書いてもらったなどと説明している。
もちろん、カタギではなかったからといって、無差別殺人のために毒を盛るかといったら、そうとは限らない。

死刑を免れる確実な方法は、存在していた

実は林真須美死刑囚には、一審の段階であれば、死刑を逃れる確実な方法は、あった。
それは、混入を認め、調味料と間違えて持ち出してしまって、そのままカレーに入れてしまったと言って、後悔して見せることである。
これなら、故意ではなく過失だから、死刑にだけはならない。
検察側は、「故意だった」ということを、証明しなければならないが、それは、かなり難しいだろう。賭けになるし、日本の検索は、そんなバクチは、普通は打たない。
そもそも、「動機」が、よくわからない事件なのである。
本人は、町民に嫌がらせをするような理由はなかったと言っていて、町民側は、仲間外れの意趣返しだろうと、直感している、と。
ともかく、「誤入」さえ認めれば、死刑を免れる道はあった。
が、彼女は、一審では黙秘を貫き、その結果、死刑判決。そして、二審では口を開き、無罪を主張。
そこらへんの戦略が、よくわからない。
余計なことをしゃべるとマズいから、黙秘を選んだのか、それとも、無実だから、何も言う必要はないと、タカをくくっていたのか。
本当のところは、誰にもわからない。

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